2012年7月9日

2012年7月第1週目の相場と今後の見通し

先週は宣言通りトレードは休み、本読んだりゲームしてたりしました。主にガーディアンクルスっていうゲームだけど。根っからの確率ゲーム好きなので、相場にかかわっていないときでも結局ゲームしちゃうんだよな。そして、チャートを見続けてもちゃんと休むことができたからメンタル的にかなり取り戻したように思う。「休む」という気構えでいたせいか、今までよりチャートを見渡すことができた。メンタルが非常に重要だと改めて認識した。


さて、先週は月の第1週目、そしてQ3の始まりの相場で、指標の方も米ISM、RBA政策金利、ECB政策金利、BOEのMPC政策金利、米雇用統計とお祭り状態。今後の流れを決める重要な局面だったように思う。この中でも特に注目なのがやはりECBの政策金利と米雇用統計の2つ。ECB政策金利は現行1.0%が0.75%へ利下げ。発表前は0.5%にするとの噂もあり、利下げセオリーの売り、というよりは政策への失望感からのユーロ売り、となったように感じる。逆に、0.5%と大胆に下げていれば、ユーロ買いに進んだ可能性は低くなかったのではないだろうかと思っている。また、数値によってはQE3期待観測で強力な指標になる雇用統計3つだが、6月非農業部門雇用者数が前回+7.7万人が+8.0万人に、6月民間部門雇用者数が前回+10.5万人が+8.4万人、6月失業率が前回8.2%が今回も同じ8.2%となった。まずまず?相場もそれほど動かなかったようだ。勘違い。

というわけで先週のチャート。売りポイントは3つあるけど、ほとんど戻りなしで下落。最初の1.2620付近まで戻ったときはいろいろなサポートラインが集結していて、さらにダウなど、リスクオンな雰囲気が相場に漂っていた感じがした。なので、ここで取るのはかなり難しいと思う。そして、2番目の1.2520付近。この時間帯は、ECB政策金利前のせいか、かなり長いこと相場が動かなかった。噂レベルだが政策金利が下がっても失望でユーロ売りとの観測が出ていたし、色々なサポートラインを抜けたこともあってポジションを仕込んでよかったと思う。私が先週トレードをするならこのポイントだっただろう。そして3番目が雇用統計後。思ったよりも悪くない指標からQE3への期待が後退と、リスクオフの流れが後押ししての下落と行ったところだろうか。まぁ、解釈なんてどうとでもできるのだが。この下落で6月1日の安値1.2866を割って、週末の薄商いでそのまま1.28台で終了。さらに下のターゲットを狙える位置まできてしまった。









しかしながら、ひとつ気になる点がある。下の図はドルインデックスの月足チャート。3つの山の頂点付近を結ぶと、ちょうど今くらいが下降チャネルの上限と見ることができる。しかし、下型のラインの引き方も、チャネルライン、ペナント、下降ウェッジ等いくつかあるので、チャネルラインに跳ね返って下だけでなく、このままブレイクして上へ行く可能性もある。ただ、安易にユーロ危機=ユーロ下落という風に考えていると、痛い目に遭うかもしれないから気をつけていこうと思う。






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