2012年9月24日

乙女心と秋の空

2012年9月17日から9月21日までの相場。今週は、QE3で過熱した相場が落ちついてきたような相場でしたが、全戻しや髭多発で素直にトレンドにならなくてまさに「乙女心と秋の空」、非常にやりにくい相場でした。それでは今週の主なニュースと指標です。

  • 米住宅着工件数 73.3万件 → 75万件
  • 日銀が買い入れ基金10兆円の追加緩和発表
  • 米失業保険申請件数 38.5万件 → 38.2万件
  • ヘッジファンドが決算前の利食いとの

日銀もFRBの後を追うように追加緩和を発表。日銀の追加緩和に関する解説はこちらの記事がわかりやすかったです。前々から日銀のオペは超短期の材料にだけ使われてスルーされる傾向にあるようですwこの日銀のオペは株や債券をナンピンってことですよね。私は日本の経済状況に効果あるとは思えないんですよね...

さて、乙女心と秋の空、なチャートを紹介。下記は9月18日のチャートです。赤丸でつけたところで上下に髭を連発しています。私は下髭の連続でLポジを持ったのですが売り優勢で結局下に垂れちゃいました。しかし、100時間SMAがサポートになって走らず...


下記が18日の髭の後の19日のチャート。100時間SMAがサポートになって東京時間午後に上に抜けたと思われましたが、ロンドンに入る前に帰ってきちゃいました。そして、100時間SMAを抜けたと思われましたが、いってこいのV字チャート。その後100時間SMAがレジスタンスになって跳ね返り、今度は下に走りました。まさに女の子の買い物に付き合わされる気分...


そして、いってこいx2な21日金曜日のチャート。後になって見るとまたまた100時間SMAが今度はレジスタンスになっています。この日のいってこいx2は4時間足では2本の上髭になってGMMA短期組がGMMA長期組に食い込む形で終わりました。最後の最後まで振り回された週でした...




さて、リスクオンリスクオフ。いってこいで上げを無効にして結果的に横ばい、全体的に売り優勢。この週でユーロドルはQE3発表後の上げを早くも解消してしまいました。これによって、QE3が無期限無制限介入とはいえ、市場に材料消化完了と見なされればさらに一段下もあり得るかな、と思っています。米、日本ときてそろそろ欧州の材料も出そうですし...素直なチャートにはならなそう。

 
Open
Close
Direction
Oil$99.025$91.925↓↓
Gold$1770.18$1772.96
EUR/USD$1.31123$1.28900↓↓
USD/JPY¥78.344¥78.167
DJ30$13480$13496
NIK225¥9130¥9055




今週は、勝率も獲得pipsも順調に改善しているものの、一喜一憂し過ぎでメンタル的に全然ダメでした。さらに素直じゃない流れで利食いを逃して同値撤退をしたトレードが1割くらい、pipsにすると合計100pipsはあります。中には+40pipsまでいったのに同値撤退をやらかしてしまったものも...欲を捨てきれませんでした。これもメンタルが起因しているもので、含み益になって嬉しくなって「ヨシヨシ方向はあってるしもっと利益を伸ばすぞ」なんて考えるのをやめてしまったが為です。冷静に判断していレバ、利食いできていたかもしれません。私のトレードの掟の中に「欲が出たら手じまう」というものがあるのですが、すべてこれを破ってしまったがためですね。抽象的な掟なので守るのがなかなか難しいのですが、今回のトレードで「欲が出る」状態というのは感情的になって考えるのをやめてしまった状態なんだな、と改めて認識することできました。来週は即実践したいと思います。

2012年9月20日

陳先生の真実

ようやく陳満咲杜氏著GMMAの真実を読み終わりました。やはり陳先生の書籍は面白くて参考になりますね。2ch市況板では曲げ屋とよく話題に上がっているみたいなのですが、私が見ている限りは市況分析や相場観は確かなものがあると思います。私が参考にしているアナリスト、トレーダーのうちの一人です。何より今の相場観は陳先生の書籍を元に作られたといっても過言ではないかもしれません。Twitterアカウントももっているようなのでリプライを飛ばしたらもしかしたら反応してくださるかも!?そんな私は陳先生を偉そうに評価する立場にない雑魚なんですけど...


陳先生著の書籍は私は下記の3つを読みました。FXトレーディングの真実は、トレードを始めた初期に~円儲けた!系の様々な人の本を読みあさっていたころに出会った本です。この本を読んだときは衝撃を受けました。他の人の書籍とは一線を画す内容で、チャートとの向き合い方を学ぶことができました。「~円儲けた」系の本は、結局はナンピンしない、順張りする、余裕資金でする、ロスカットを徹底する、という当たり前のことしか書いてなくてこのpips取りゲームをどうプレイしたらいいのか、チャートをどう読んだらいいのか具体的なことは書いていませんでした。当たり前のことは、重要なのはわかるのですが、こういう哲学は自分でトレードをしていくうえでようやく自分の中でできあがるもので、書籍で読んだところでわかった気にはなるけど結局よくわかってないんですよね。そんなモヤモヤした気持ちを吹っ飛ばしてくれた一冊。入門としておススメです。


今は読むべき本というのがだいたいどのような本かわかってきたのでいいのですが、当初は全然わかりませんでした。これはもう陳先生に頼るしかない!と思って手に取った一冊。この書籍はFXトレードの真実とは異なり、テクニカル分析やチャートの読み方というよりは相場とその時々の社会的なできごととの関係をサイクル理論を取り入れて解説した書籍です。特に中国バブルの解説は中国出身ならではの視点でとても面白かったです。私はこの書籍で相場観を養うことができたと思います。面白さで言ったら今回挙げている3冊の中で一番だと思います。相場を基本に時事を読み解く、こういう本がもっと増えればいいなーと思います。



そして、最後に最近読み終わった一冊。テクニカル分析GMMAを用いてトレードのエントリー・イグジットタイミングを詳細に解説した一冊。陳先生は書籍の中で「GMMAを使って勝てないのならトレードをやめた方がいい」みたいなことを言っていますが、GMMAはまさにそれくらいわかりやすい指標で、この書籍はそれを詳細に解説した唯一の日本語の書籍。私はもともとEMAが好きで使っていたのですが、それの拡張とも言えるGMMAにしてから勝ちトレードの獲得pips数は伸びたと思います。まだまだうまく負けられない雑魚トレーダーからは抜け出せてないんですけど...テクニカル分析は麻雀でたとえると「捨て牌を読む」ようなもの。その指標からどれだけ市場の他のプレーヤーの心理を読めるかがカギになると思っています。そういった面ではGMMAはEMAを12本も使い短期組と長期組に分けることで、いろんな人の思惑を読みやすい構造になっていると思います。この書籍はただでさえ強力なGMMAを「鯖食い」などの言葉でさらにわかりやすく、そして面白く読めるように解説してあります。どのテクニカルを使えばいいのか悩んでいる方にGMMAとこの書籍はセットでおススメです。



ちなみに、陳先生の最新の市況はザイFXでコラムでも読めるのでこちらもおススメ。

2012年9月18日

iPhone 5購入を機にキャリアをSoftBankからauへ乗り換えました

私はiPhone 3Gの発売以降、SoftBankを4年使ってきました。この4年間、電波状況が改善することを期待していたのですが、最近は改善どころか利用できないことが増えてきました。特に、
  • 周りにたくさん人が集まるような場所があるわけじゃないのに「電波はあるのに通信できない」ということがいろんな場所で起きた
  • 遠出したときはいつも、いざ地図アプリを使おうとしたときに通信速度が遅すぎて役に立たないかそもそも電波が届かなくて通信できなかった、ということが起きた
  • 極めつけに普段よく使う電車の中でも、SoftBankユーザーが増えすぎたせいかほとんどスループットが出ない状況
と、いろいろな場所、時間で不便さを感じてきました。電車の中は3Gや4の初期のころは結構快適だったのですが、最近はほぼ不通状態。auへの乗り換えが増えてSoftBankが快適になればって言ってる人いますが、都市部よりずっと人口が少ないはずのど田舎の地方都市でも快適じゃないからiPhoneユーザーが多少減ったくらいじゃかわらないと思います。そもそもみんながスマホに乗り換えて回線の混雑が本当にひどい状況なのかな、と思います。


SoftBank側のマイナス要因ばかり上げたわけですが、乗り換えると決心したのはKDDI側のプラス要因もあるからです。LTE時代の携帯電話ネットワークはKDDIが最強。あの無線にゃんもわかりやすく記事にしています。総務省の発表によるとKDDIは700MHz帯のうち、下り773MHz~783MHzの10MHz、そのペアの上り718MHz~728MHzの10MHzの計20MHzを取得したようです。AppleのWebサイトによると、KDDI用モデルのiPhone 5のLTEは、Band 1(2100MHz)、3(1800MHz)、5(850MHz)、13(700cMHz)、25(1900MHz)の5つの周波数帯に対応しています。しかし、WikipediaのLTEのページをよく見ると、KDDIが取得した周波数帯はなんとBand 28。これに一番近いのがAT&T用モデルのBand 17(700bMHz)の704MHz~716MHz、734MHz~746MHz。周波数帯が離れているSoftBankの900MHzよりは、KDDIの700MHzの方が技術的には希望が持てそうだと思っています。

記事を書く前は、iPhone 5の700MHzの中にKDDI 700MHzも入ってると思ってて、KDDIの方が700MHz+2100MHzでSoftBankよりも有利!!!と書こうと思ってましたが、現状のLTEでは2100MHz帯でのガチンコ勝負となるようです。まぁ、3GネットワークはKDDIの方がつながるのは間違いなさそうなので、多少月額料金が高くなっても乗り換えることにしたのですが...


月額料金の比較をしてみました。iPhoneの容量は16GB。


まさかの同じ値段。この記事を書いている段階では料金プランがまだ発表されておらず、SoftBankの方の定額が4,410円でSoftBank有利と思っていました。上記のネット定額料の5,460円ですが、SoftBankの方はパケット定額 for 4G LTEの料金、auの方はLTEフラットキャンペーン(i)適用後の料金です。SoftBankの方のパケット定額 for 4G LTEは速度制限があるとかないとか(今は速度制限はないみたいです)。auは今乗り換えるとキャンペーンで980円/月x24カ月の割引があるので、私の場合はauに乗り換えた方がお得。SoftBankの方も乗り換えキャンペーンがあるようなので、逆にauの人はSoftBankに乗り換えた方がお得かもしれません。

そして、キャリアを乗り換えるのに厄介なのが2年契約の縛りでかかる契約解除料です。私の場合、iPhone 3Gを2008年7月11日発売時に一括購入でホワイトプラン契約、iPhone 4を2010年6月24日発売時に分割購入し、今年8月請求の時点でホワイトプラン(i)が契約4年0カ月となってました。よって解約解除料がかからない更新月期間は7月11日~9月10日までのハズ。契約解除料かかってしまいます(ノД`)キャッシュバックキャンペーンはどうやら実施されないようですし...

結局、SoftBank解約からau契約に至るまでの事務的な料金の総額は、SoftBankの解約事務手数料2,835円、MNP転出手数料2,100円、契約解除料9,975円、auの契約事務手数料2,835円の計17,745円!!事務的なモノだけでこんなにかかってしまいます。男子割を適用すると、980円x24=23,520円浮くことになるので、2年後には5,775円プラスなんですけどね。


MNPで乗り換えはiPhoneで「*5533」まで電話してMNPをしたいことを伝えるだけ。auでiPhone 5に予約するときの待ち時間で済ますことができました。普段の通信速度も改善することですし、iPhone 5を手にするのがとても楽しみです。

2ch市況板から学ぶ

人の行動を見て自分の行動を見直すのに2ch市況板の住人の方々は大変参考になります。トレードを始めたころは市況2のユーロドルスレに張り付いて書き込まれるレスを参考にしていました。今回はたまにとても参考になるレスが書かれたりするのでそれをメモしていたものを載せたいと思います。

まずは参考になる書籍一覧。まだすべてを読んだわけではないのですが、ここにあるものはどれも有用で本を買うときはこの中から選ぶことが多いです。特に羽生さんの決断力はかなりの良書だと思いました。決断力はサイドバーにもリンクを載せてあります。

私が今までに読んだ本を記載します。数字は5段階評価。
■ 相場心理学
1 マネーの心理学 5
2 外為FX勝者の条件 5
3 行動経済学入門 3
4 ランダムウォーク&行動ファイナンス入門 3
5 規律とトレーダー 3
6 トレーダーの心理学 2
7 マンガ投資の心理学 5
8 ツキの法則 5
9 使える確率的思考 3
10 怒りのセルフコントロール
■ FX一般
11 私のFXバイブル 5
12 FX革命 4
13 投資の王道 外国為替証拠金取引 2
14 あの4億円儲けた主婦のFX奥義 2
15 FXトレーディング 2
16 着物トレーダーを卒業せよ 4
17 FXで稼ぐ人はなぜ1勝9敗でも勝つのか 3
18 FX練習帳 4
■ 株一般
19 一番やさしく株が分かる 5
20 投資の王道 5
21 株のすべて 3
22 迷える子羊のデイトレ革命 1
23 株の自動売買でらくらく儲ける方法 1
24 株の自動売買でサクサク儲ける方法 1
25 たった7日で株とチャートの達人になる 4
26 30万円からはじめる信用取引の本 3
27 2005年大出世株 1
28 生き残りのディーリング決定版 3
29 あなたも株のプロになれる 4
30 株の勝ち方はすべて外国人投資家が教えてくれる 4
31 デイトレード入門 5
32 ついに1億儲かった子羊式 1
33 株式上達セミナー 5
■ テクニカル関係
34 チャート分析大全 4
35 株価チャート実践帳 5
36 株価チャート練習帳 5
37 デイトレード逆張りテクニック 4
38 本間宗久翁秘録 3
39 先物市場のテクニカル分析 5
40 チャートの鬼 3
41 株価チャート実践帳 スイング編 2
42 FXチャート儲けの方程式 3
43 伝説の証券マンが教える本当のチャート入門 3
44 相場に勝つローソク足チャートの読み方 3
45 一目均衡表の基本から実践まで 2
46 テクニカル投資の基礎講座 4
47 株はチャートでわかる 4
48 サヤ取り入門
■ 相場師関係
49 日本相場師列伝 4
50 マーケットの魔術師 米トップトレーダーが語る 3
51 1000%の男
52 私は株で100万ドル儲けた 5
53 世紀の相場師 ジェシー・リバモア 4
54 脱アマ相場師列伝具体的な売買法と練習上達について
■ ファンダメンタル関係
55 マンガファンダメンタルズ分析入門の入門 4
■ 日経225一般
56 日経225先物取引入門 3
57 投資の王道日経225 2
■ 金融一般
58 金融商品得ガイド 3
59 投資信託の選び方 3
60 金持ち父さん貧乏父さん 3
61 為替の見方が分かる 3
■ オプション・Eワラント関係
62 投資の王道 日経225オプション 3
63 マンガオプション売買の入門の入門 3
64 eワラント必勝テクニック 2
■ システムトレード関係
65 株の自動売買上級テクニック 3
66 FXシステムトレード年率200%儲ける 3
67 FX&日経225先物システムトレード実践テクニック 3
■ 小説
68 赤いダイヤ上・下 4
■ その他
69 マンガで分かる統計学 3
70 語りかける中学数学
71 図解雑学 脳の仕組み 3
72 ゲーム理論トレーニング
73 なぜ、それを考えつかなかったのか
74 ダイヤモンドzai 4
75 yen spa 4


決断力 羽生 善治
思考は現実化する ナポレオン・ヒル
ツキの大原則    西田文郎 

そして、脱初心者のための相場熟練度チェックリスト。これもとても参考になります。私もいまだにこのリストにひっかかることがあるのでたまに見直して気をつけています。

相場熟練度チェック
1 スキャルじゃないのに売買回数が多すぎる。
2 怒ってすぐドテンする。
3 ストップが刺さりそうになると遠くへ移動する。
4 ポジポジ病。チャートを何時間も見続けてもエントリーポイントがこないと焦れて適当にエントリー。
5 勢い良く動いていると追っかけて行ってしまう。
6 離隔より損きり幅がでがく勝率でカバーしようとして失敗。
7 ストップを入れない。(何回も損切した後戻すを繰り返され、ストップを入れる意志を相場の神になくされる)
8 トレンドに逆行している。
9 だましに遭いまくり、テクニカルを無視するようになる。
10 日記をつけないでおなじ過ちを繰り返す。
11 怒り、焦りでマイルール無視。
12 方向はあっているが、途中の揺さぶりでビビリ決済。
13 無限ナンピン。
14 ドテンを何回も繰り返す。
15 離隔や損きりポイントが恣意的。
16 連敗した後離隔が早くなる。
17 値ごろ感でポジル。
18 悔しい感覚をもったまま次のトレード
19 金が損するのが嫌というより”負けること自体”が嫌で損切が遅れる。
20 机上の勉強についやし、実際の売買技術が何にも無い。
あなたはいくつ当てはまりましたか?結果は以下の通りです。
 0~1  →ようやくスタートラインに立ちました。これからもがんばりましょう。
 2~20 →”相場の肥やし”  『相場はおれの賽銭箱』
        お金はだいじだよー。よーく考えよー。
勉強すれば知識は身に付く。だが咄嗟の判断力は身に付かない
実践すれば咄嗟の判断力は身に付く。だが知識は身に付かない
知識と判断力を総合的にageていくには、資金管理と損失限度につきる。
結論・・こまけぇ事はいいんだよ

ギャン理論をルールにしている人もいました。第29条は私の掟にも取り入れています。

参考までに俺の29のルール書いておくね
第1条 資金管理と損失限度
第2条 ストップロスは必須
第3条 オーバーポジション厳禁
第4条 トレーリングストップ
第5条 トレンドフォロー
第6条 迷いは禁物
第7条 流動性とボラティリティ
第8条 リスク分散
第9条 指値注文の禁止
第10条 手仕舞いルール
第11条 余剰資金
第12条 小利益売買の禁止
第13条 難平禁止
第14条 待つことの重要性
第15条 利小損大の禁止
第16条 ストップロスキャンセルの禁止
第17条 頻繁売買の禁止
第18条 ショート(売り)の活用
第19条 値頃感の禁止
第20条 ピラミッディングのタイミング
第21条 ピラミッディングの選択
第22条 ヘッジの禁止
第23条 理由とルールに基づいた売買
第24条 利益確保後の売買の禁止
第25条 天底に関する憶測の禁止
第26条 不確かな助言による売買の禁止
第27条 損切り後の資金量縮小
第28条 不適切なポジションメークと手仕舞いの禁止
第29条 全てのルールは破られる為にある

そして最後に怖すぎるコピペの中でも厳選して怖いモノを...

62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/08(日) 10:28:12.74 ID:/ySUfDZU0
日経225先物オプションをネット証券5社で個人取引しています。
売りポジション専門のため証拠金は5社合計で
約1億円差し入れていました。(長年の取引による利益です。)
しかし、先日の地震による急落で追証が発生し、
とても払える額ではなかったため本日5社とも強制決済されました。
それに伴う不足金は5社合計で約10億円にのぼります。
(信じられない金額ですが事実です。)
その後、3社より連絡があり、現状では全く払えない旨を伝えました。
うち2社は今後の対応を協議の上、再度連絡するとの事でしたが、
1社からは分割での返済を勧められました。ただしその場合、
連帯保証人が必須との事です。
残り2社も明日には連絡が来るかと思います。
ちなみに私は33歳の自営業(年収400万円)で、現在妊娠8ヶ月目の妻がおります。
家族に迷惑をかけずに解決へ向かう手段はありますか?
(全て私個人でしたことなので、できれば家族を連帯保証人にしたくありません。) 


2012年9月16日

ドルの海に溺れて

2012年9月10日から9月14日までの相場。今週は11日にESMの合憲判断は予定どおり12日に行うとのニュースを受けて、去年の10月以来約1年ぶりに200日SMAを超え、さらに木曜日にQE3の実施が決定して1.3まで超えてしまうという波乱の相場でした。下記に主な経済指標とニュースを示します。
  • 日本Q2GDP 0.3% → 0.2%
  • 日本Q2GDPデフレータ -1.1% → -0.9%
  • 日本7月国際収支(経常収支) +4333億円 → +6254億円
  • 日本7月国際収支(貿易収支) +1120億円 → -3736億円
  • ESMの合憲判断は予定どおり12日に行うとのニュース
  • FOMC政策金利 0.25% → 0.25%
  • QE3実施決定
  • 日銀レートチェック
QE3実施内容はロイターのニュースを引用
[ワシントン 13日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は13日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、量的緩和第3弾(QE3)の実施を発表した。住宅ローン担保証券(MBS)を月額400億ドル買い入れ、インフレが抑制されている限り、労働市場の見通しが大幅に改善するまで資産買い入れを継続する方針。 
(中略) 
FOMCはまた、異例の低金利を維持する時間軸を2015年半ばまでとし、従来の2014年終盤から延長した。 
声明では「労働市場をめぐる見通しが大きく改善しなければ、物価安定の下で状況が改善するまで、FOMCはエージェンシー発行モーゲージ担保証券(MBS)の購入を継続するほか、追加資産購入を実施し、必要に応じ他の政策手段を講じていく」とした。 

と、なんと、無期限、無制限にMBSの購入を実施するらしいです。QE3自体はある程度織り込んでたかと思いますが、この無期限、無制限というのは市場にとってサプライズだったのじゃないでしょうか。量的緩和の内容は要するに住宅産業にバラマキをするってことみたいですね。解説はアゴラの記事「量的緩和の本質とバーナンキの真意」がわかりやすくて面白かったです。さて、肝心の相場の方は長期のトレンドも転換し、月足GMMA長期組が集結している1.34~1.35あたりを目標に上昇すると思っています。ただ、11月に米大統領選挙を控え、オバマ氏の対立候補であるロムニー氏はQE3に否定的でバーナンキFRB議長の留任は考えていなようなので米大統領選挙の結果を受け上昇トレンドが止まる可能性も十分にあります。13日のロイターの記事によると、支持率がオバマ氏45%、ロムニー氏39%でオバマ氏が優勢みたいなのですが...

さて、今週のリスクオン、リスクオフの分析。今週は先週に引き続きQE3が主材料なので全面ドル安でドルと円が連動していませんでしたが、FOMCの発表を受け日銀がレートチェックを行ったせいかドル円相場ではドル安の方向に動かずにこの週の下げを取り戻して横ばいとなりました。

Open
Close
Direction
Oil$96.30$99.025↑↑
Gold$1734.88$1770.33↑↑
EUR/USD$1.28086$1.31265↑↑
USD/JPY¥78.254¥78.389
DJ30$13286$13591↑↑
NIK225¥8835¥8990

トレードの方は、金曜の上げで取れてなんとかプラス。今までは勝率とトータルのpipsでトレードの分析と反省をおこなっていました。ふと思い立ってトレードのプラスのトータルとマイナスのトータルで比較してみたところ、プラスは安定した数値が取れているのですが、マイナスが安定していないことに気付きました。負け方にまだまだ問題がありそうです。来週はそこのところをよく気をつけてトレードしてみたいです。ではでは。

2012年9月11日

リスクオンとリスクオフ

トレードにおいて相場の流れをつかむ上でリスクオンとリスクオフを意識することはとても重要なことです。では、リスクオン、リスクオフになったとき相場全体はどういった動きをしていることが多いのでしょうか。下記のサイトにわかりやすく表にまとめてあったのでURLから引用させていただきます。


昔やこれからはどうなのかわかりませんが、現在ではリスクオンのときは円売りドル売りで株や商品、EURが買われる傾向があります。また、EURと相関が強いGBPや商品と相関が強いAUD、そのAUDと相関が強いNZD、原油と相関が強いCAD、ダウと相関が強い日経平均などが連動する確率が高いので、リスクオン、リスクオフを意識することはすべての通貨ペアや商品、株のトレードをする上で判断材料の一つとして有用です。

例として、先週の原油、金、EUR/USD、USD/JPY、ダウ、日経平均の始値、終値とその差分を矢印であらわして表にしてみました。先週の記事でも書きましたが、先週はリスクオン、リスクオフというよりは金曜発表の雇用統計によるQE3期待に引っ張られて下記のようになったようです。特に、ドル円で円売りが進んでいたものの雇用統計を受けて急激な円買いになったので、それまでの流れは週レベルでは髭となって結果的に横ばいで終わりました。上記の表と下記の表を比べるとわかるのですが、QE3の材料を織り込んだ場合は円とドルは連動せず、一方的なドル売りになる傾向があります。欧州危機だけだとわかりやすいのですが、今の主材料が欧州危機と米経済政策なので複雑な動きになりがちだと思います。

Open
Close
Direction
Oil$96.90$96.25
Gold$169.30$1735.58↑↑
EUR/USD$1.2571$1.2816↑↑
USD/JPY¥78.33¥78.25
DJ30$13058$13295↑↑
NIK225¥8865¥8850

QE3がまだ噂レベルなのが非常にやりずらいですね。11月の米大統領選挙が終わればまた変わってくると思うのですが...(オバマさん落選しないかなぁ)。

2012年9月8日

残暑祭りだわっしょいわっしょい

2012年9月3日から9月7日までの相場。この週は月始め、毎度おなじみのお祭りの週です。
  • ECBの無制限国債買い入れ策の発表
  • SNB介入一周年記念買い(?)
  • RBA政策金利 3.5% → 3.5%
  • 英MPC政策金利 0.5%  →  0.5%
  • ECB政策金利 0.75%  →  0.75%
  • ADP雇用統計 +17.3万人  → +20.1万人
  • ISM製造業景況指数 49.8  →  49.6
  • ISM非製造業景況指数 52.6  →  53.7
  • 米非農業部門雇用者数 +14.1万人  →  +9.6万人
  • 米民間部門雇用者数 +16.2万人  →  +10.3万人
  • 米失業率 8.3%  →  8.1%
材料だけでもこんなに盛りだくさん。指標に加えてECBの無制限国債買い入れ策発表のニュースが出るなど、波乱の相場となりました。ユーロは売るのが楽しいけど日足では上昇トレンドだしOANDAオープンポジションのクソSの割合が常に50%を上回るなどSでは入りたくない局面です。特に先週のレンジでがっつりとポジションの総量も増えて上にブレイクしやすい地合いが整ってきました。下記に木曜夜のECB政策金利発表とADP雇用統計発表のときのチャートを示します。


何このV字チャートwこのとき、クソポジの量や展開から、私は上にブレイクする確率は結構ある、と思っていました。なので、普段より多めに、1.26025と1.26126にLを入れていました。1.26126は負け分を補てんする目的で1.26326の20pipsでT/P。1.26025の方は1.27手前の1.26825でT/Pを置いておきました。

そして、指標を待たずして1.2649と高値更新。このまま指標もなんだかんだと理由をつけて1.27へ突き進むと思いました、が、なんと反転。ADP雇用統計改善を受けてQE3期待後退を織り込んだのだと思います。せめて+20にS/Lを動かしておけば良かったと思いました。指標時、チャートを見れないからむしろ撤退すべきだったのかもしれません。無情にも本日の私のお宝ポジ1.26025Lを狩ってから1.2600割れ、1.2570も割ってきました。改めてこのユーロ高は欧州危機後退というよりは、QE3期待によるものなのかと思いました。が...なんとさらにそこから反転V字回復の全モ...4時間足GMMA長期組4回目のトライも失敗に終わりました。

そしていよいよ9月7日、雇用統計の発表。指標の結果は上のリストに示した通り、なんとも微妙な結果。市場はこれでQE3を期待してドル売りに走ります。溜まってたクソSの損切りドル売りを燃料に見事な昇竜拳w私のトレードは、指標前の押し目っぽいところの1.26697にLをいれて1.2680で微益撤退して指標は様子見してました。その後に200日SMAを背にスケベSを2回ほどいれたのですが、どちらも損切り。あまりにも上昇が強いのでSを入れるのは来週にして、結局週を通してもちょいプラスで終了してしまいました。

今週は、結果的にユーロドルが$1.2571から$1.2816へ、原油が$96.90から$96.25へ、金が$1690.30から$1735.58へ、ダウが$13058から$13295へ、日経が¥8865から¥8850へなり、全体的にリスクオン、オフというよりは、QE3を織り込む流れとなりました。

さて、2012年もいよいよ9月に突入したわけですが4年前の2008年9月はリーマンショックが起こった月でした。その一ヶ月後の10月24日のポン円についてこんな動画を発見しました。この時、トレードやってなくてよかったと心底思いました。これからこんな相場に出会わないとも限らないのですが...

2012年9月3日

2012年8月27日から8月31日までの相場

先週は3週間ぶりの負け越し。欧州懸念が残る中、QE3を材料にやや上昇気味のレンジ。蓋を開けてみると4時間足/日足でわりときれいなペナントを形成してました。先週金曜にバーナンキFRB議長の講演でレンジブレイク、1.2630を付けましたがやはり上は重いようで、1.2600台をキープできずに1.2570あたりで終わりました。


改めて自分のトレードを振り返ると、ペナントみたいなレンジのパターンに弱いと痛感。押し目が押し目にならないから負けるのは当然。ただ、まだまだ無駄なエントリーが多く、敗因はそこにあると思いました。今まで、東京時間(もちろん午後です)でもエントリーしていたのですが、やはりボラティリティがないときは勝率は低いのでエントリーは避けようと思いました。目安は16時以降。

負けるのは当然とは書きましたが、どんな相場でも勝ちたいものですよね。レンジに突入したとき、いかに早くレンジに突入したか気付き、長期足のトレンドと同じ方向で、短期足で勢いが止まった時にエントリーし、再び勢いが出て止まったら手じまうことができるか。言葉で書くのは簡単ですが、この週の相場の場合、エントリーはまぁまぁいい場合が多かったのですが、レンジということに気付くのが遅かった(というかはトレンドになると思いこんでいた)のと、手じまいがうまくできなかった感じがしました。

とにかく、勝つことより無駄なエントリーが多かったので、まずはそこを改善するように頑張ります。次は、波乱が起きやすい9月10月の相場。あのリーマンショックも9月でしたね。何事もなく2012年が終わればいいのですが...