2012年6月30日

ここ2週間のトレードを振り返って

今週も負け越し...もはや全然勝てなくなりました。勝率からいって破産一直線。スランプ脱出したかな?と思ったらそうでなくて、本当に、本当に、悩んでます。でも、実は負けてる理由は簡単で、自分で決めた掟に従ってないだけ。ただ、考えと行動を一致することができてない。蓋をあけてみれば押し目売り、戻り買い、利益延ばそうと思ったら反転で微益、もしくは損切り。相場に翻弄される一方。

ちなみに、私の相場歴はまだ1年半くらい。2010年後半からの最初の半年は着物トレードの微益、2011年のQ1で勝ち続け、5月のECB利下げから始まるユーロ大暴落で種減少させるまでにかなりやられました。その後、コンスタントに勝ち続けて、5月下旬から現在までスランプに落ちています。トレードスタイルは1時間ローソク足と3本のEMAが基本のデイトレード、たまにスイングのトレンドフォローです。

と、こうして書いてみると、なぜ自分が勝てないのかハッキリわかる。自分のスタイルを守れていないからだwそして最近チャート見過ぎ。無理してポジションもって中途半端に買ったり負けたりするくらいなら持たない方がまし、というのは頭ではわかっているんだけど...最近の相場は難しいと感じるのは間違いなくて、勾配がゆるやかなトレンドなら自信を持って押し目買い、戻り売りができるけど、スコーンスコーンと押し目なしでいっちゃったり、スコーンと抜けたと思ったら戻ってきてレンジ継続だったりが多いように感じます。日足で見ると見事にトレンド形成してるんだけど、実はその日足は数本の時間足でできてます、みたいなのが続いている印象があります。当然、押し目買いや戻り売りをして、実はレンジ継続だったりすると負けるわけです。慎重に様子を見て入ろうとすると速度が速いから乗れなくて、乗ったときは乗ったときで案外落ちない。欧州債務危機が片付かないで、相場がニュースに過剰に反応してしまう結果なのでしょうか。

でも、実は相場が難しいなんてことはないんですよね。私が難しいと感じているだけであって、今の相場が何を織り込んでいるのか、トレンドを形成しているか、テクニカル的にダメな場所じゃないかなどをちゃんと確認して冷静に判断できれば大丈夫だと思うのです。どっちつかずでレンジと思いきやずるずる下っていうのは市場がやはり欧州債務危機の問題を織り込んでいるわけで、でもそれが長引きすぎていいニュースには過剰に反応してしまうのが、先週の上窓のスペインのニュースや、今日のEU首脳会議のニュースに顕著に現れているのだと思います。

ここ2週間、日足で見ると今日のニュースまではベアトレンドなのですが、時間足だと大目に見て2箇所しか勝てそうなポイントはありませんでした。そのうちの一つはアジア時間の速い時間で、入るチャンスは1時間足1本のみ。もう一つは3本の上髭を作ってから勢いよく下落。髭でうまくポジション取れていたのかどうか疑問です。というわけで、実は自分が取れそうなところは一つもなかったんじゃないのか、というのが反省点。

来週はECBの政策金利や米雇用統計と大型のファンダメンタル指標が満載です。政策金利は利下げする可能性が大きいとの予測だし、米雇用統計はそのままQE3への期待がもろに織り込まれるでしょう。トレンドフォローは後だしで様子見てからでも十分間に合うはずで、市場に織り込まれていない可能性が高い指標の前にトレードするのは得策ではありません。というわけで、スランプ抜けられないことだし、来週は思い切って1週間トレードを休もうかと思います。それでは。

2012年6月22日

Launch Center Proで大辞林で検索をするためのURLスキーム

Launch Center Pro捗りすぎわろたwwwアイコンもかっこいいし、250円でこれはかなり安いと思いますね。iPhoneライフが加速します。


ということで、本題。大辞林で検索するActionを登録するのに結構時間かかったからURLスキームのせておきますね。

mkdaijirin://jp.monokakido.DAIJIRIN/search?text=[prompt]

2012年6月18日

Hatena DiaryからBloggerに戻ってくる

Bloggerへ久しぶりにログインしたら使いやすくなってびっく。それで最近、ぼちぼちHatena DiaryからBloggerへ戻ってきています。プログラミングのコードは、シンタックスハイライティング機能のおかげではてダの方が載せやすいのでが、やはり管理はBloggerの方が楽。

ということで、ぼちぼちこっちで更新していきます。これからは主にFXネタも書いていこうかな、と思っています。ということで頑張れ、自分。

2012年6月8日

私がiPhone 5に期待する5つのこと


※この記事は2011年5月30日に書いたものです。その後、iPhone 4Sが発売されました :)

今年もWWDCの開催が近くなってきた。"the future of iOS and Mac OS X"とあることから、iPhone 5の発表はないのではないかと噂されているが、私が個人的にiPhone 5に期待することをあげてみることにした。
1. CDMA2000/LTE/TD-LTE
iPhoneは既にソフトウェア無線を採用している。Infineon製のSoCの内部にCEVA製のDSPコアをもち、ソフトウェアでベースバンド処理をおこなっている。ベースバンドにさえしてしまえばどんな通信方式でも関係ないということだ。将来RFチップの技術がもっと発展して、1つのモジュールで800MHzから2.6GHzをカバーし、TDD/FDDの切り替えが簡単にできるようになれば、どのキャリアのどの通信方式でも通信できることになる。SoftBank(Wireless City Planning)が2.5GHz帯でTD-LTEをやろうとしているが、マルチバンドRFチップさえあれば、800MHz帯LTEと2.5GHz帯TD-LTEをシームレスに切り替えることが出来る。1.5GHz帯がガラパゴスな周波数であることも関係なくなる。もちろん基板の専有面積も減るから小型軽量化にもつながる。無線のキーテクノロジーはマルチバンドRFチップであることは間違いないし、Appleがそれを採用しないわけがない。実際に、Verizon iPhone 4とiPad 2ではQualcommのMDM6600ベースバンドチップを中心とするチップセットを採用し、マルチモードに対応しつつ2G/3Gの基盤占有面積を大幅に削減させてきた。最近、QualcommがMDM6600の次世代版MDM9625/9225を発表したばかりだが、サンプルの出荷は2011Q4とアナウンスしているから、iPhone 5ではこの次世代版を採用するとは考えにくく、Verizon iPhone 4と同じチップを採用する可能性が高いと私は思う。
2. NFC
これに関して私の言いたいことは、もしも日本におさいふiPhoneがきたら、の記事で書いた。iPhoneとNFCの組み合わせは新たなライフスタイルを提供してくれることは間違いない。私個人の場合は、普段持ち歩く定期のSuicaを減らせるし、新幹線を利用するときもiPhoneでSuicaが使えればスーパーモバトクを利用できる。iPhoneとNFCの組み合わせは、とにかく、最強だ。
3. 電池の大容量化
現在の消費電力のうちわけは大きく分けて、液晶、タッチパネル、2G/3G送信用パワーアンプ、CPU、その他、だろう。これらはかなり低くなっているだろうし、充電回数を減らすには電池を大容量にするしかない。それにはリチウムイオン電池を超える次世代の電池が必要になるだろう。最近は非接触充電技術のニュースがにぎわっているが、私は「充電の煩わしさ」という問題に対する解答は、「コードレスで充電できる」よりも、「充電回数を圧倒的に少なくする」の方が断然、好きだ。最近では、電池に関する特許のニュースでにぎわっているし、Appleが爆発的に使用時間を増やすことのできる電池を開発していることは多いに期待できる。
4. クラウド
アプリも写真も音楽も日々増えるばかりだ。ビデオを撮影すれば1つのファイルであっという間にフラッシュメモリを消費してしまう。iTunes Storeではレンタルビデオサービスが開始され、iPhoneに映画を入れて持ち歩くことも多くなってきた。だから、フラッシュメモリの容量は、数十GBではなく、数百GBは欲しいところだ。半導体技術が日々進歩しているとはいえ、数十GBでもデバイスの値段が高いというのに、手軽に数百GBを手にするのはまだまだ先のことだろう。しかし、私たちの要求は止まらない。その要求に対するAppleの回答は、(MobileMeよりも優れた)クラウド環境、である可能性が高い。2011年のWWDCを前にしてiCloudというキーワードが噂されているが、Appleがもし噂されているようなクラウド環境を私たちに提供してくれるならば、写真、音楽、ビデオなどのデータがオンラインに保存されるようになり、デバイスのフラッシュメモリの容量なんて気にしなくなってしまうかもしれない。
5. OTAアップデート&バックアップ
クラウドに少し関係あるのだが、OSのアップデートやバックアップをするのに毎回パソコンにつなげなければいけないなんてわずらわしすぎる。これは本当に実現してほしい機能だ。

この他にも、TMDやシャープの液晶が採用されてものすごく薄型になる、物理ホームボタンが廃止されるなどなど、iPhoneの期待がこもった噂は絶えないのだが、今回はデザインはそのままに中身だけ大幅に変わってきそうなので、このくらいにしておいた。この中でも4, 5はかなり確率がたかいのではないかと思っている。6月6日から開催のWWDC、たとえどんな発表内容でも私たちを楽しませてくれ(そして日本にいるAppleファンを寝不足にさせてくれ)るのは間違いない。

iPhone 4を1ヶ月使った感想


※これは2010年8月に書いたものです。
iPhone 4を使用し始めて1ヶ月以上たったので感想を書いてみる。ちなみに、それまではiPhone 3Gを使っていた。
1. 体感速度
これはもう比べるまでもなし。待たされる事が一切なくなった。いろんなことがとにかく速い、早い。アプリの起動、シャッター速度、無線LAN APへの接続、文字入力、Webの読み込み速度、これだけで「買い」と言えるだろう。また、3Gみたいに頻繁に落ちないから総合的に作業がスムーズになった。2年間、この不安定さの為にどれほど時間を捨ててきただろうか。でももう気にする必要はない。ごくたまーに、フッと落ちることがあるがこれはそのうちアップデートでなくなるだろう。
2. 新機能
iPhone 4というか、iOS4の感想。マルチタスクとフォルダのおかげでUIがちょっと複雑になった。マルチタスクが気になって頻繁にアプリを終了させにいってしまう。で、これが結構煩わしい。Safariの動画再生がスムーズになったり、ユーザー辞書登録ができるようになって細かいところまで使いやすくなっている。あとは、個人的には日本語テンキーの連続タップで、「あ、い」と進むんじゃなくて、「ああ」と、入力するのも選べるようにになって欲しい。3Gからの乗り換えだから今まで我慢した分、コンパスやビデオカメラを存分に楽しんでいる。特にビデオの解像度はなんと720pもありiPhoneでハイビジョン撮影ができてしまうのだ。撮影のビットレートは10Mbpsと比較的高画質だからあっという間に容量が増えてしまう。現状は細かく取り込んで対処。
3. 新しい筐体
iPhone 3Gに比べると、結構薄くなって少し細くなっているいるはずなのだが、フラットになったせいか、持った感じはそれ程変わらない。フレームと前背面のガラスの間の段差が手に引っかかって前よりすべりにくくなった様に感じる。前はふとした拍子でミュートのスイッチが切り替わったことがあったが、それがなくなっている。あと話題のアンテナだが、3Gの時に比べるると断然良くなっている。問題の部分を握っても、電波が弱い場所にいなければ全然弱くならないので問題にはならない。
4. フラッシュLED
カメラのフラッシュに使えることはもちろんだが、FlashLight4Gというアプリを入れれば、iPhone4が懐中電灯になってしまう。ものすごく明るい。しばらくつけておくと少々熱くなるのが心配だが。また、ラジオを復調するチップは積んでるのだから将来のモデルはアンテナさえつめばFMラジオを聞けるようになるかもしれない。現段階でも、防災グッズを買うくらいならiPhone 4を買ってしまおう、と言えるくらい様々な機能がある。
5. 電池
充電回数については1日約1.5時間の通勤のときにTwitterや電子書籍を読む程度の利用で、3Gのときは平均1.5回/日。4Gは平均0.5回/日。3G通信をしたときはパワーアンプが電力をくうせいか、やはり電池が減る速度が速いのだが、通信をしなければかなり持つ。驚いたのはゲームをぶっつづけでしたときの電池の持ち。最近は以前買ったFF1をプレイしていたのだが、ゲームをする=通信をしないだから、このときは3, 4日に1回の充電で十分だった。3G/3.9Gのパワーアンプはどうしても送信する電力が数100mWになってしまうので、ここは電池技術の発展、もしくはWi-Fi網の発展に期待するしかないだろう。
6. ディスプレイ
解像度は4倍になったが、期待に反してスーパー有機ELディスプレイではなかった。スーパー有機ELは、サムスン曰く、消費電力が液晶の2/3くらいらしいから、サムスンには解像度、価格、供給量の点で頑張ってもらうしかない。同じくらいの画素密度をもつ他のガラケーと比べてiPhoneがきれいに感じる理由、それはフォントの選定やフィルタ処理など見えないところがすごいから。ただアニメーションやデザインをまねるだけでは同じにならない。
7. 総合
総合的には当然大満足。今思えば3Gがひどすぎたのだが、4Gはこれが最終形態って言っていいほど完成していると思う。日本に限って言えば欲しい機能はおさいふケータイくらいだろう。果たして、次のモデルがどうなるのか全く想像がつかない。以前と違って(アンテナくらいしか)非の打ち所がないからだ。しかし、私がこんな感想を書いている今もAppleの中でますます進化を遂げていっているのだろう。

ガラケーで撮影した動画をiPhoneで見れるようにする


手元にガラケーで撮影したASF形式のムービーが大量にあって、以前から変換しようと思っていてようやく変換したので手順を記事にしてみる。複数のASFファイルをH.264+AAC+MP4形式に変換するのが今回の目的。私が今回作業をした環境はMac OS X 10.5 Leopardだった。
1. MacPortsをインストール
ここの “dmg” disk images for ... から各自の環境に合うMacPortsをダウンロードすること。dmgファイルのダウンロードが完了したらダブルクリックでインストールできる。

2. ffmpegをインストール
変換の前にMacPortsで必要なものをインストール。ターミナルから以下のコマンドを入力。今回は動画の変換にffmpegを利用する。ffmpegのインストール時に+x264 +faacをつけるのを忘れないこと。
sudo port install x264
sudo port install faac
sudo port install ffmpeg +x264 +faac

3. 1つの動画を変換してみる
変換するASFファイルのプロパティはQuickTimeのムービーインスペクタで確認すると以下のように表示された。ビットレート220kbpsと出ているが、ffmpegでは動画は400kbps、音声は32kbpsと表示されている。これはPerianでうまくASFファイルを読めていないせいかもしれない。
ファイル名MOLxxx.ASF
オーディオフォーマットMicrosoft G726, モノラル, 8kHz
ビデオフォーマットMicrosoft ISO MPEG-4 V1.1, 176x144, 15fps
ビットレート約220kbps
以下が、変換をおこなうコマンド。
ffmpeg -i MOL00C.ASF -vcodec libx264 -vpre default -b 128k -acodec libfaac -ar 16000 -ab 16k test.mp4 

4. 大量の動画をまとめて変換する
使用したRubyスクリプト。ファイルはこれ。以下をコピペするのが面倒な人は使ってください。中に2つファイルが入っていて、asfconv.rbが変換スクリプトです。
#!/usr/bin/ruby

ops = ""
ops << "-vcodec libx264 "
ops << "-vpre default "
ops << "-b 128k "
ops << "-acodec libfaac "
ops << "-ar 16000 "
ops << "-ab 16k "

Dir::glob('*.ASF').each {|infile|
  outfile = infile.sub("ASF","mp4 ")
  cmd = "ffmpeg -i " + infile + " " + ops + outfile
  p cmd
  system(cmd)
}
アクセス権限を変更して実行する。
chmod 744 asfconv.rb
./asfconv.rb
ビットレート(-bと-abの後ろの値)は各自好きな値にする。私の場合は、もともと解像度がQCIFな上に画質もちょー低かったから128kbpsとかなり低めに設定した。これで変換した動画をiPhoneにメールで送信して視聴できることを確認した。
細かい設定は全くしていないのだが、ログを見るとどうやらCABACやBフレームは有効になっているようだった。iPhone 4はメインプロファイルまでサポートしているから見れたのかもしれない。ベースラインプロファイルまでしかサポートしていない3G/3GSだとこの設定では視聴できない可能性がある。3G/3GSで視聴可能な動画を作るにはオプションに"-coder 0 -bf 0"を加えれば見れるかもしれない。デフォルトの設定だと、ファイル中に記述してある動画のプロファイルはハイプロファイルになるみたいだけど、このままでもiPhone 4で見れたからiPhoneの場合はそのプロファイルで使用しない機能をオフにすればよいのかもしれない。もし、この方法で3G/3GSで試した方がいて見れない場合はレポートもらえるとありがたいです。遠慮なく文句行ってください。

5. 結果を見る。
で、変換した動画のファイルサイズの比較を10個ほど抜粋。60個ある動画で平均して35%のサイズに変換できた。(128 kbps+ 16kbps)/(400kbps + 32kbps)=0.3333...だから妥当な結果だろう。以下の表はasfconv.rbに付属のconvstat.rbで確認できる。
Input fileSizeOutput file sizeConv. ratio[%]
MOL001.ASF4585842153634933
MOL002.ASF165277658139835
MOL003.ASF204204695802446
MOL004.ASF5392880198767436
MOL005.ASF93179031912334
MOL006.ASF94000034432236
MOL007.ASF66555033301750
MOL008.ASF54262817297231
MOL009.ASF174699058679233
以上、大量にあるガラケーで撮影した動画をiPhoneで見れるフォーマットのH.264+AAC+MP4形式に変換した。変換した動画は、iPhoneに入れるもよし、iMovieで編集して1つのファイルにまとめるもよし、YouTubeで公開してもよし。ちなみに、ffmpegはガラケー動画じゃなくて、例えばFlash動画なども変換可能。

もしも日本におさいふiPhoneがきたら


AppleがNFCの専門家を雇ったという話でiPhoneのおさいふケータイ化の話題が熱い。特に日本では、私も含めて、iPhoneのおさいふケータイ化を望む声は多い。私のまわりのdocomoユーザーでもiPhoneがおさいふケータイになったらすぐに乗り換えるという人は少なくないし、docomo/auは何か対策をうたないと、ますますSoftBankへのユーザーの流出を許してしまうだろう。SIMロックフリー化の促進などネガティブな対策ではなく。この記事では、「iPhone 5に搭載は確実だ」と言っているが、私は7月にiPhone 4に替えたばかりだから、次の買い替えはきっと第6世代のiPhoneになるだろう。それで、iPhoneがおさいふケータイになったらどのような世界になるのか妄想してみた。ここでのNFCFelicaやMifareの上位互換で双方向通信が可能なものを前提とする。詳しくはここを参照。

もしも日本におさいふiPhoneがきたら
  1. JRの各駅では、7割の人間がiPhoneを片手に改札を通ることになるだろう。そして、様々なところの決済の7割はiPhoneで行われるようになるだろう。
  2. ドミノピザのようなiPhoneから注文を受け付けるサービスが増え、これらの決済方法がおさいふiPhoneになるだろう。決済を受け付ける端末ももちろんiPhoneだ。
  3. そして現金が必要なくなり、銀行に行く頻度が激減するだろう。
  4. 電話帳や画像などのデータ交換がおさいふiPhoneでできるようになり、赤外線通信は忘れ去られるだろう。
  5. ビジネス用途でもiPhoneでの名刺交換が普及し始めるだろう。
  6. 国民IDをおさいふケータイに搭載できるようにという要望が出て、情報革命が起きるだろう。
  7. 転出/転入届など各種届け出は最寄りのコンビニで端末におさいふiPhoneをかざすだけでできるようになるだろう。
  8. 結婚式場に婚姻届専用端末が設置され、結婚式に新郎新婦のおさいふiPhoneをかざすという儀式が追加されるだろう。
  9. 子供たちにもiPhoneが普及し、お小遣いはiPhoneでもらうようになるだろう。
  10. 任天堂はついにiPhoneにポケモンを提供し、子供たちはおさいふiPhoneでポケモンを交換するようになるだろう。
  11. 日本のそこら中にポケモンが入ったRFIDが設置され、ゲームの中ではなく現実世界でポケモンを探すようになるだろう。
  12. 新幹線や航空券の予約アプリが登場し、iPhoneを持つ人は安く早く旅券を手に入れることができるようになるだろう。
  13. ありとあらゆるチケットがおさいふiPhone化するだろう。そう、ディズニーランドも。
  14. 航空券のおさいふケータイ化が引き金となって世界各国でパスポートのおさいふiPhone化が進むだろう。
  15. 家の鍵、車の鍵などのありとあらゆる鍵がおさいふiPhoneに入り、鍵を持つ必要がなくなるだろう。
とまぁ、冗談半分で書いてみたが、半分くらいは本当に実現してくれそうな気がする。技術というものは人の生活をより便利に、より合理的に、より自由にするためにある、と私は思っている。Appleの本質は「技術と人を結びつけること」にあると思う。今までおさいふ機能付きのガラケーを持っているのにおさいふ機能を使っていなかった人に、iPhoneを通して、おさいふ機能を使わせてしまう力がAppleにはある。インフラは整っている。日本人の財布がiPhoneになる日はそう遠くない。

MacRuby-0.6/HotCocoaのセットアップ


ようやくできたのでまとめてみる。最初のLLVMとMacRubyの相性でつまずいて何日もかかってしまった。両方trunkから持ってきたらダメ、オプションもMacRubyの指定どおりにしないとダメ。LLVMのビルドはとにかく時間がかかるから、最初から素直にMacRuby-0.6のREADMEに従えばよかった。で、手順は...
ステップ1 : LLVMの取得、ビルド
svn co -r 89156 https://llvm.org/svn/llvm-project/llvm/trunk llvm-trunk
cd llvm-trunk 
env UNIVERSAL=1 UNIVERSAL_ARCH="i386 x86_64" CC=/usr/bin/gcc CXX=/usr/bin/g++ ./configure --enable-bindings=none --enable-optimized --with-llvmgccdir=/tmp
env UNIVERSAL=1 UNIVERSAL_ARCH="i386 x86_64" CC=/usr/bin/gcc CXX=/usr/bin/g++ make
sudo env UNIVERSAL=1 UNIVERSAL_ARCH="i386 x86_64" CC=/usr/bin/gcc CXX=/usr/bin/g++ make install
ステップ2 : MacRuby-0.6の取得、ビルド
svn co http://svn.macosforge.org/repository/ruby/MacRuby/tags/0.6 MacRuby-0.6
rake
sudo rake install
ステップ3 : HotCococaのインストール
sudo macgem install hotcocoa
シェルを再起動なりしないとhotcocoaへのパスが通らない
ステップ4 : ノープログラミングでHello, world
hotcocoa hello
cd hello
macrake
実行結果
f:id:mhiki:20100804002140p:image
ステップ5 : Hello, world (hello.rb)
require 'rubygems'
require 'hotcocoa'

class Application
  include HotCocoa
  
  def start
    application(:name => "Postie") do |app|
      app.delegate = self
      window(:frame => [100, 100, 500, 500], :title => "Postie") do |win|
        win << label(:text => "Hello from HotCocoa", :layout => {:start => false})
        win.will_close { exit }
      end
    end
  end
end

Application.new.start
実行する
macruby hello.rb
実行結果はステップ4と同じ。
これでRubyからCocoaにアクセスできるなんてすごい。HotCocoaの名前も伊達じゃない。