AppleがNFCの専門家を雇ったという話でiPhoneのおさいふケータイ化の話題が熱い。特に日本では、私も含めて、iPhoneのおさいふケータイ化を望む声は多い。私のまわりのdocomoユーザーでもiPhoneがおさいふケータイになったらすぐに乗り換えるという人は少なくないし、docomo/auは何か対策をうたないと、ますますSoftBankへのユーザーの流出を許してしまうだろう。SIMロックフリー化の促進などネガティブな対策ではなく。この記事では、「iPhone 5に搭載は確実だ」と言っているが、私は7月にiPhone 4に替えたばかりだから、次の買い替えはきっと第6世代のiPhoneになるだろう。それで、iPhoneがおさいふケータイになったらどのような世界になるのか妄想してみた。ここでのNFCはFelicaやMifareの上位互換で双方向通信が可能なものを前提とする。詳しくはここを参照。
もしも日本におさいふiPhoneがきたら
- JRの各駅では、7割の人間がiPhoneを片手に改札を通ることになるだろう。そして、様々なところの決済の7割はiPhoneで行われるようになるだろう。
- ドミノピザのようなiPhoneから注文を受け付けるサービスが増え、これらの決済方法がおさいふiPhoneになるだろう。決済を受け付ける端末ももちろんiPhoneだ。
- そして現金が必要なくなり、銀行に行く頻度が激減するだろう。
- 電話帳や画像などのデータ交換がおさいふiPhoneでできるようになり、赤外線通信は忘れ去られるだろう。
- ビジネス用途でもiPhoneでの名刺交換が普及し始めるだろう。
- 国民IDをおさいふケータイに搭載できるようにという要望が出て、情報革命が起きるだろう。
- 転出/転入届など各種届け出は最寄りのコンビニで端末におさいふiPhoneをかざすだけでできるようになるだろう。
- 結婚式場に婚姻届専用端末が設置され、結婚式に新郎新婦のおさいふiPhoneをかざすという儀式が追加されるだろう。
- 子供たちにもiPhoneが普及し、お小遣いはiPhoneでもらうようになるだろう。
- 任天堂はついにiPhoneにポケモンを提供し、子供たちはおさいふiPhoneでポケモンを交換するようになるだろう。
- 日本のそこら中にポケモンが入ったRFIDが設置され、ゲームの中ではなく現実世界でポケモンを探すようになるだろう。
- 新幹線や航空券の予約アプリが登場し、iPhoneを持つ人は安く早く旅券を手に入れることができるようになるだろう。
- ありとあらゆるチケットがおさいふiPhone化するだろう。そう、ディズニーランドも。
- 航空券のおさいふケータイ化が引き金となって世界各国でパスポートのおさいふiPhone化が進むだろう。
- 家の鍵、車の鍵などのありとあらゆる鍵がおさいふiPhoneに入り、鍵を持つ必要がなくなるだろう。
とまぁ、冗談半分で書いてみたが、半分くらいは本当に実現してくれそうな気がする。技術というものは人の生活をより便利に、より合理的に、より自由にするためにある、と私は思っている。Appleの本質は「技術と人を結びつけること」にあると思う。今までおさいふ機能付きのガラケーを持っているのにおさいふ機能を使っていなかった人に、iPhoneを通して、おさいふ機能を使わせてしまう力がAppleにはある。インフラは整っている。日本人の財布がiPhoneになる日はそう遠くない。
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