2012年8月21日

通貨ペアの選び方

皆さんはどの通貨ペアを選択しているでしょうか?私はトレードはEUR/USDのみなのですが、USD/JPYとGBP/JPYも見ています。日本人はUSD/JPYやAUD/JPYを好む印象がありますが、私にとってJPY絡みはすごく難しいです。通貨ペアを選ぶにあたって、私は以下の5つに気を付けました。

  1. 流動性(ボラティリティ)
  2. 情報量
  3. スプレッド
  4. トレンドの出やすさ
  5. 面白さ
下記に、Wikipediaに記載してあった2010年の通貨シェアを引用します。ドル、ユーロ、円がほとんどを占めているのは常識かもしれません。かつての基軸通貨ポンドと、高金利通貨である(今はそれほどでもないですが)オーストラリアドルもシェアがあります。


通貨ペアも通貨のシェアに合わせて、EUR/USD、USD/JPY、GBP/USDが人気があるようです。流動性がないと、例えば1つの輸出入業者がその通貨に対して大量に注文を発行するとその方向にもっていかれてしまいます。なので、流動性があるペアを選択するべきだと思っています。このランキングの上位に入る通貨のペアであれば問題ないと思います。

流動性があっても、トレンドが出やすくないと押し目買いや戻り売りを狙えないのでこれも重要です。冒頭でも述べましたが、ドル円は動くときはいっきに動くのですが、だいたいは一定のレベルでいったりきたりしているのでトレンドやモメンタムをつかむのが難しく感じます。ただ、面白さはやはり円が一番だと思います。私が日本人というのもありますが、その一旦を担っているのがこれ。

日銀砲の有名なコピペ。
日銀上司「いいか、これから1分ごとに10億円づつ円売りドル買い介入を行う」
日銀部下「1分ごとに10億円も?」
日銀上司「そうだ1分ごとに淡々と売り続けるんだ。これから24時間売り続けるんだ。」
日銀部下「24時間ですか?」
日銀上司「そうだ。為替相場に終わりは無いんだ。もちろん交代要員も用意してあるが出来るだけ頑張ってくれ。」
日銀部下「はー、、。でも1分間に10億円だと1日に1兆円以上の資金が必要ですが?」
日銀上司「今、30兆円用意してある。当面はこれを使う」
日銀部下「それを使い切ったらどうするんですか?」
日銀上司「財務省が保有している200兆円もの米国債のうち、比較的短期のものを最大100兆円売って新たな介入資金を作る」
日銀部下「米国債なんか売っちゃっていいんですか?」
日銀上司「円売りで買ったドルで新たに米国債を買い、国庫に返還するので問題は無い。とにかく相手が折れるまで淡々と売り続けるんだ。休んだらヘッジの思う壺だ」

これを35日間続けました。
この結果アメリカのヘッジが2000社倒産しました。
また、行方不明になったり自殺した人も大量にいました
そしてその概要。

  1. 2003年12月末の株式市場に、ヘッジファンド(ハゲタカ)による 急激な円高の動きが見られ、そのままでは日本の輸出関連企業と 下請け中小零細が総倒れになっていた。
  2. 1.を阻止すべく、谷垣財務大臣(当時)が かつて無い規模での日銀市場介入のGOサインを出し2003年の年末年始含め前半15日間、後半20日間 1分に10億円という規模の円売りが続けられた※むろん谷垣は事前にアメリカその他の国務関係者へ根回し的連絡をしておいたので、国際摩擦は起きずに済んだ (ぶっつけでやると金融版パールハーバーになってしまう)
  3. 谷垣財務大臣(当時)は日銀の市場介入を続けさせながら、 日銀総裁の福井俊彦との合意を明らかにし投機筋をけん制。 また、2月に米ボカ・ラトンで開かれたG7声明では、 谷垣(日本)の強い主張で「過度の相場変動に懸念」が示された。
  4. 2.と3.の果てに3月上旬、ハゲタカは撤退。円高は是正された。
  5. ハゲタカ2000社以上があぼんし、その中に行方不明者や死者も多数出る「金融戦争」だった 谷垣はそうなるのも承知の上で全責任もって号令を下したということ
その他にも、ドル円で1998年10月6、7日の二日間で20円=2000pips暴落、ポンド円で2007年から今年2012年5年で12000pipsの高騰と他の通貨ペアでは見られないようなものすごい動きや値幅を見せているのが円だと思います。長くトレードを続けるにはニュースや動きが面白いのが一番だと思います。今のEUR/USDは欧州債務危機のPIIGSネタと米経済危機のQEネタというわかりやすい材料があって利用していますが、ドル円、ポンド円はやはり面白いので、複数通貨を追える時間と精神力が確保できたら是非チャレンジしてみたいです。

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