2012年9月20日

陳先生の真実

ようやく陳満咲杜氏著GMMAの真実を読み終わりました。やはり陳先生の書籍は面白くて参考になりますね。2ch市況板では曲げ屋とよく話題に上がっているみたいなのですが、私が見ている限りは市況分析や相場観は確かなものがあると思います。私が参考にしているアナリスト、トレーダーのうちの一人です。何より今の相場観は陳先生の書籍を元に作られたといっても過言ではないかもしれません。Twitterアカウントももっているようなのでリプライを飛ばしたらもしかしたら反応してくださるかも!?そんな私は陳先生を偉そうに評価する立場にない雑魚なんですけど...


陳先生著の書籍は私は下記の3つを読みました。FXトレーディングの真実は、トレードを始めた初期に~円儲けた!系の様々な人の本を読みあさっていたころに出会った本です。この本を読んだときは衝撃を受けました。他の人の書籍とは一線を画す内容で、チャートとの向き合い方を学ぶことができました。「~円儲けた」系の本は、結局はナンピンしない、順張りする、余裕資金でする、ロスカットを徹底する、という当たり前のことしか書いてなくてこのpips取りゲームをどうプレイしたらいいのか、チャートをどう読んだらいいのか具体的なことは書いていませんでした。当たり前のことは、重要なのはわかるのですが、こういう哲学は自分でトレードをしていくうえでようやく自分の中でできあがるもので、書籍で読んだところでわかった気にはなるけど結局よくわかってないんですよね。そんなモヤモヤした気持ちを吹っ飛ばしてくれた一冊。入門としておススメです。


今は読むべき本というのがだいたいどのような本かわかってきたのでいいのですが、当初は全然わかりませんでした。これはもう陳先生に頼るしかない!と思って手に取った一冊。この書籍はFXトレードの真実とは異なり、テクニカル分析やチャートの読み方というよりは相場とその時々の社会的なできごととの関係をサイクル理論を取り入れて解説した書籍です。特に中国バブルの解説は中国出身ならではの視点でとても面白かったです。私はこの書籍で相場観を養うことができたと思います。面白さで言ったら今回挙げている3冊の中で一番だと思います。相場を基本に時事を読み解く、こういう本がもっと増えればいいなーと思います。



そして、最後に最近読み終わった一冊。テクニカル分析GMMAを用いてトレードのエントリー・イグジットタイミングを詳細に解説した一冊。陳先生は書籍の中で「GMMAを使って勝てないのならトレードをやめた方がいい」みたいなことを言っていますが、GMMAはまさにそれくらいわかりやすい指標で、この書籍はそれを詳細に解説した唯一の日本語の書籍。私はもともとEMAが好きで使っていたのですが、それの拡張とも言えるGMMAにしてから勝ちトレードの獲得pips数は伸びたと思います。まだまだうまく負けられない雑魚トレーダーからは抜け出せてないんですけど...テクニカル分析は麻雀でたとえると「捨て牌を読む」ようなもの。その指標からどれだけ市場の他のプレーヤーの心理を読めるかがカギになると思っています。そういった面ではGMMAはEMAを12本も使い短期組と長期組に分けることで、いろんな人の思惑を読みやすい構造になっていると思います。この書籍はただでさえ強力なGMMAを「鯖食い」などの言葉でさらにわかりやすく、そして面白く読めるように解説してあります。どのテクニカルを使えばいいのか悩んでいる方にGMMAとこの書籍はセットでおススメです。



ちなみに、陳先生の最新の市況はザイFXでコラムでも読めるのでこちらもおススメ。

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