昔やこれからはどうなのかわかりませんが、現在ではリスクオンのときは円売りドル売りで株や商品、EURが買われる傾向があります。また、EURと相関が強いGBPや商品と相関が強いAUD、そのAUDと相関が強いNZD、原油と相関が強いCAD、ダウと相関が強い日経平均などが連動する確率が高いので、リスクオン、リスクオフを意識することはすべての通貨ペアや商品、株のトレードをする上で判断材料の一つとして有用です。
例として、先週の原油、金、EUR/USD、USD/JPY、ダウ、日経平均の始値、終値とその差分を矢印であらわして表にしてみました。先週の記事でも書きましたが、先週はリスクオン、リスクオフというよりは金曜発表の雇用統計によるQE3期待に引っ張られて下記のようになったようです。特に、ドル円で円売りが進んでいたものの雇用統計を受けて急激な円買いになったので、それまでの流れは週レベルでは髭となって結果的に横ばいで終わりました。上記の表と下記の表を比べるとわかるのですが、QE3の材料を織り込んだ場合は円とドルは連動せず、一方的なドル売りになる傾向があります。欧州危機だけだとわかりやすいのですが、今の主材料が欧州危機と米経済政策なので複雑な動きになりがちだと思います。
Open
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Close
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Direction
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Oil | $96.90 | $96.25 | ↓ |
Gold | $169.30 | $1735.58 | ↑↑ |
EUR/USD | $1.2571 | $1.2816 | ↑↑ |
USD/JPY | ¥78.33 | ¥78.25 | → |
DJ30 | $13058 | $13295 | ↑↑ |
NIK225 | ¥8865 | ¥8850 | ↓ |
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