2013年1月5日

人生最高のトレード ~ラットレースを抜けるとき~

本日のツイートより。
ということで、11月下旬からしこたま仕込み続けたドル円を本日全部利食いしました。下記に、ドル円4時間足チャートで、入ったポイントから利食いポイントまで線を引いたものを示します。本当は81円台後半ですでに7個ポジションを積んだのですが、ストップがあまくて全部微益となってしまっていました。こうしてみると、結構拾えてない押し目があったりしますが、これが今回の私の限界でした。本記事では、このトレードにおける私の心境の変化をつづりたいと思います。


ドル円は11月に野田前首相の民主党解散宣言、そして安倍現首相の口先介入を受けて、79円台からいっきに82円台にまで駆け上がりました(この波はユーロ円の方で取りました)。それを見て11月下旬に私は、次の選挙で自民党が勝つこと、自民党がQEと同じく円を刷る政策をすること、市場はそれを織り込むこと、に大きく賭けることを決意しました。そして、その時の81円台後半から86円台にかけて30階を目指してピラミッディングをすることを決めました。テクニカル的には既に日足で上へブレイクしていたのと、ドルを刷ったときと同じように市場が織り込むだろうという、ファンダメンタル的な要因を考えて上に行くことを確信したので、急いで行動に移す決断をしたのを覚えています。

(2013/1/6追記)上記のエントリーポイントですが、中にはテクニカル的に意味不明なところもあるかと思います。これは、とにかく入ったもん勝ちだと思い、ストップを広く取りその分枚数を減らして、心の余裕がある時にエントリーしていた結果です。上記のポイントは、テクニカル的なものよりも、心の余裕があったポイントと受け取って頂ければいいと思います。

利食いポイントは上記にあるように、88.10円を設定。これは、このときに用いていたテクニカル分析の月足GMMAの60EMA付近です。もっと長期で見ればさらに上にいくと思っていますが、月足GMMA長期組の拡散が広く、さらに上へブレイクするにはもっと時間がかかると判断しました。それからは、無限ナンピンも覚悟してひたすら下がってはロングを繰り返すことをしていました。

途中、何度も利益に耐えられずに発狂しそうになったのをよく覚えています。実際、86円台は耐えきれずに後半までポジションを積むのをやめてしまいました。87円を目前にしてようやく我に返り、目標の88.1円まで今からでも+100pips以上を狙えると思い、なんとか2つ積むことができました。

下記に、すべてのエントリーポイントと獲得pipsを示します。順番はエントリー順です。



総計8825.4pips。枚数は積んでいる間にユーロドルの方で利益を上げていたので、一番下のポジションと上のポジションで結構違いますが、リスクは大体その時の2%くらいを設定しています。このトレードで種は+740%くらいになりました。私が勝ち始めたのは11月中旬からなので、種が底だったその時点からこの2ヶ月間で+1910%くらいになりました。

こうやって振りかえると、本当に運が良かったなぁと思います。具体的な数値は公表しませんが、取引枚数はきっと皆様に比べたらかなり少ない量だと思います。というのも、昨年まではそれなりに賭けていたのですが、1回のトレードで給料に近い額が増減してしまうことに精神的に耐えられないことに気づいたのと、少量から始めてラットレースを抜けるまでの自分と向き合ってみたいと思ったからです。それを始めたのが今年4月からで、ようやく祖父に言われた「点棒を数えるな」が実践できるようになってきました。そして、今回のトレードで今現在の給料を大幅に上回る利益を上げることができました。

一番大事なのは次のトレードです。昨年は大幅に利益を上げた後にコツコツドカンで一気に減らしてしまいました。今回のトレードで決して調子に乗らず、ルールを守り、着実に前に進んでいきたいと思います。そして今後も、今回のトレードを超える最高のトレードを目指していきたいと思います。

1 件のコメント:

ヒロキ さんのコメント...

おつかれさまっすー。
軽いノリで書かせてもらうけど、内容は真剣だから勘弁してちょ。

愛しのスイートハニーとスカイプしてたら遅くなっちゃった。
ごめんね。


まずは人生最高のトレード、おめでとうございます。
納得できる結果だったのではないでしょうか。


このトレードを見て思ったのは、twitterでもちょっと触れたけど、自分がやってみたかったトレードのひとつだったということ。

資産を幾何級数的に増やすためには、確率から得られた優位性を用いたトレードとは別に、ある程度のギャンブル性(という言葉が適しているかはわからないけど)の強いトレードが必要になると考えてました。

(ギャンブル性が強いといっても、リスクはしっかり管理しながら、ってのは前提かな。その辺についてもちょっと聞いてみたかったけど、それはまたの機会で)



そんなトレードを目の当たりにさせてもらって、自分の経験のようにワクワクしてしまいました。

そして自分だったらどうするか?なんて考える機会も与えてもらって感謝です。


で、その経験をしたひっきー先生に聞きたいことがあります。


このトレードが「今の自分の限界」って書いてあるけど、次回同じような局面が来たら、同じようにトレードしますか?

もしくは、今回のトレードを振り返って改善すべきところ(86円台でポジションを積むのをやめたところなど)を手直ししたトレードをやりますか?


ま、同じような局面といっても「同じ様な」だけで同じ局面なんてないことは承知なうえでの質問です。

気楽に答えてちょ。



てか、朝も夜勤明けで娘に散歩をせがまれ、寒い中1時間近く歩き回るという拷問を受けましたわ。

おかげさまで全然寝れてにゃい・・・。

乱文失礼しました。

コメントを投稿