2013年1月12日

ローソク足トレードにおけるトレンドの寿命

今回の記事では、ローソク足トレードにおけるトレンド(順行)の寿命、つまり、いつ天井と底になるのかを考察したいと思います。

まずはドル円から。負ける確率は結構高いことはわかっていたのですが、体に叩き込むために...
というわけで、ドル円89円台の高値で1Hの逆行1本目、2本目と2本目終了後の順行で、5分足の順行確認後に計3回エントリーしてみました。下記に2013年1月11日ドル円の1時間足を示します。


1本の短い青い線と2本の赤い線が該当するトレードです。1本はほぼ同値で逃げたのですが、2本はS/L。このとき、1時間足の酒田新値数は6本、4時間足は11本、日足は2本。結果的に、このトレードは4時間足レベルでの逆行に巻き込まれて負けとなりました。1時間足、日足の更新数がそうでもなかったのと、安倍首相の緊急記者会見があったので、もしかしたらいけるかなーとも思ったのですが、やはりダメでした。

この後、「新値更新をしない何でもないローソク足」を9本出した後に逆行を3本に増やし、順行に戻って89.40↑に上昇しました。終わりは89.152で、4時間足の酒田新値数が12本となりました。書籍「定本酒田罫線法」では、酒田新値の数は米相場においては12〜13本で天底になるとあります。米相場では値幅が限られているのでこれがそのまま為替相場に適用できるとは限らないのですが、どの時間軸でも12〜13本を超えたら要注意に感じています。

上記のドル円は酒田新値数そのもので天底を確認する方法ですが、「酒田新値が止まった数」でも天底を確認できると思っています。下記に同じく2013年1月13日ユーロドルの4時間足チャートを示します。


チャート下部のインジケータの部分を見ると、4時間足レベルで長い間、新安値の更新が止まっていることがわかります。この場合、最安値の1.30109から2回目の下落で新安値を更新できなかった時点、つまり新安値更新ストップから7〜9本目で底を打ったと判断するべきでした。


この記事では、今現在の相場において、「酒田新値の数」と「酒田新値が止まった数」でトレンドの寿命の判断を考察しました。天底を捕らえる確率が高まればピラミッディングの効果が抜群になります。「頭と尻尾はくれてやれ」という格言もありますが、相場のリズムを読むローソク足トレードではある程度は天底を捉えることも可能と思っています。是非、ここはルールを見出して自分のものしたいところです。

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